消費者の視点・事業者の視点でキャッシュレス決済を使うことのメリット・デメリット
について考えてみました。
※杖立温泉 吉祥の湯にて
消費者がキャッシュレス決済を使うメリット・デメリットは?
消費者側のメリットといえば以下のようなものが
挙げられます。
①現金を持ち歩かなくてよい。
②ポイントが付き得をする。
③審査を受けているので社会的信用を示せる。
④利用履歴が自動的に残る。
逆にデメリットは以下のようなものが挙げれます。
①どの店でもカードやQRコードが使えるわけではない。
②使いすぎが心配である。
③セキュリティ面で不安がある。
デメリットで挙げた3つは、どの店でも使えるようになり、
自動で家計簿・経理ができ、セキュリティ面で補償されれば
もっと消費者に受け入れられると言えます。
事業者がキャッシュレス決済を使うメリット・デメリットは?
事業者側のメリットといえば以下のようなものが
挙げられます。
①高額商品の購入率が上がる。
②顧客単価が上がる。
③テーブル決済が可能。
④会計管理が楽になる。
逆にデメリットを挙げると以下のようなものが
挙げられます。
①代金の入金までに時間を要することがある。
②導入コスト・決済手数料が発生する。
事業者側のデメリット2つは現在、かなり改善されています。
代金の入金はクレジットカードの場合、入金が1か月後になる事も
ありますが、タブレット端末決済では最短で翌日入金になっています。
また、導入コストは、軽減税率対策補助金で、レジ購入の補助があります。
決済手数料は、QRコード決済では3年間無料であったり、
クレジットカードでは、「キャッシュレス・消費者還元事業」に
参加することによって2.16%の決済手数料になります。
まとめ
日本のキャッシュレス比率は約20%程度といわれています。
日本のキャッシュレス化が進むのが遅い理由は、利用するお店で使えたり、
使えなかったりすること。
QRコード決済が統一されていないため、どの決済を使えばよいか選択肢
が多すぎることが問題だといえます。
私自身は、QRコードを多数使っていますが、セブンペイ不正利用
のような問題があると補償面で不安に思うことがあります。
事業者側ではキャッシュレス導入しないと、競合他社に差をつけられると
意識のあるお店・そうでないお店とあります。
ただ、顧問先とお話しをしていて、B to C のお店はキャッシュレス導入に
取り組むことが多いですが、 B to B の事業者だと会社間で銀行振込を
行うのでキャッシュレスとは無関係だという事業者の方もおられます。
キャッシュ化が進むには、規格が統一され、すべてのお店で使え、
ATMを無くすこと。ではないかと思っています。
利得性や利便性ではキャッシュレス決済の定着は難しい
のではないでしょうか。
■編集後記
午前は税務作業。午後は法人の月次監査。
セブンペイが9月末で使えなくなるので
Amazonギフト券に換えました。
最初で最後の決済になりました。
■「1日1新」
セブンペイをAmazonギフト券へ