創業時、金融機関からの融資の制度・メリット・注意点とは?<No.12>

創業時に自己資金で足りなければ、融資を受けることも選択肢の一つです。

融資の制度・メリット・注意点についてまとめました。

※キャンプ場の朝焼け 阿蘇キャンプにて

 

日本政策金融公庫の融資に申し込む

 

制度・条件 メリット 注意点
■限度額:3000万円(うち運転資金1500万円)

■金利:0,86~2,75%

■返済期間:設備資金20年以内(運転資金7年以内)

〇一般に比べて金利が低い

〇創業前でも申し込みできる

〇無担保、無保証(借入金額による)

〇制度融資に比べると早く結論が出る(2~3週間)

▲しっかりとした事業計画があることが前提

日本政策金融公庫とは、国の政策のもと民間の金融機関の補完を行う金融機関で、起業家にとって基本的な

資金調達先のひとつです。

また、経済振興の役割を担っている政府系金融機関であるため、低金利で融資を受けられます。

いつでも申し込める上、上限金額も大きいです。

無担保・無保証で融資を受ける事ができます。

ただし、不動産などの担保をつけると利率が安くなります。

 

制度融資に申し込む

福岡県の制度融資は、商工会議所・商工会が受付窓口になります。

以下で福岡の制度融資についてまとめました。

制度・条件 メリット 注意点
■新規創業資金

■限度額:2,000万円

■55歳以上であれば限度額:1,000万円

■返済期間:運転資金7年以内、設備資金10年以内、据置期間2年以内

〇保証料0%

〇融資利率1,2~1,3%

〇無担保

▲申し込みから実行まで1ヶ月

▲保証人は、法人の場合、原則代表者。個人は不要。

保証料がなく、保証人も法人の場合は、代表者。個人の場合は、不要です。

融資利率が1,2%~1,3%と日本政策金融公庫より安い場合があります。

限度額と審査は、日本政策金融公庫より厳しくなります。

 

地方銀行・信用金庫・信用組合に融資を申し込む

制度・条件 メリット 注意点
■金融機関により違う 〇独自に創業者向け融資制度を用意している場合がある

〇地域内で紹介や情報提供をしてもらえるケースがある

▲大手金融機関ほどではないが金利負担が大きい

創業時における選択肢としては、地域との関係性を作る。金融機関との関係を作るという意味があります。

上の2つに比べると金利負担も大きいですが、関係性を作り、紹介や情報提供をしてもらえる事が

あります。

第3の選択肢として考えてみましょう。

■編集後記

阿蘇の朝焼けがとても綺麗でした。バーナーを持って行ってたので

コーヒーとトーストを食べながら朝焼けを見て安らぎの時間が

過ごせました。

 

■「1日1新」

タープ、キャリーカート、アウトドアチェア