セミナーで話すとき、大勢の前であがることもあると思います。人前で話すときの心の準備について思うところを記事にしました。
あがらないための心の準備 その1
人前で話すことに慣れていないとあがる人も多いと思います。単発で大勢の前だと特に。ただ、そのような人には、一つの共通点があります。
それは、自分のことしか考えられなくなっている状況です。自分のことしか考えられない状況とは以下のようなことがあげられます。
- 緊張しないでうまく話せるか
- 声や手足が震えないか
- 顔が赤くなってないか
- 変な質問をしないでほしい
- 出来る人に見られたい
私もそうでした。
あがらないで話す心の準備の1つの答えは、「相手視点で考える」ことです。
例えば、このように考えて、セミナーに登壇してみてはいかがでしょうか。
- 聞いている人にとってわかりやすいだろうか
- 今の話は伝わっているだろうか
- 相手に興味を持って貰ってるか
- 奥の人は聞こえているだろうか
- 忙しいなか来てくれてありがとう
自分視点だと自分のことばかり考えて、緊張する。相手視点だと相手のことをよく観るため、知ろうとするから緊張しません。
あがらないための心の準備 その2
もう一つ、あがらないために気をつけていることがあります。それは、心はどこにあるのかということです。心は、胸の中にある。心は、頭の中にある。それも間違いではないでしょう。
ただ、大勢の人前でセミナーをするときの心は、会場全体にあります。
例えば、こんなところにも目を配ってみては、いかがでしょうか?
- 部屋の四隅
- 天井
- 壁
- 机
- 人の顔
人の顔も左上からZを描くように全体を見渡してみる。そうすると、あがった自分の心が小さくなっていたことに気づきます。部屋全体を観て、心を部屋全体に大きくする。部屋全体に心を向けると緊張しなくなります。
もちろん、準備不足では、よい結果は望めませんが。
まとめ
あがらないための心の準備は、1つは、自分視点から相手視点に変える。もう1つは、心を部屋全体に大きくすることです。
私自身は、お客様の前で100人ぐらいの方の前で、ふるさと納税と医療費控除についてセミナーをする機会がありました。
そんなとき自分の資料ではなく、重役の方が微笑みかけてくれてたので、その方の顔を見て、話しを進めたり、仕事終わりの疲れた社員さんには、逆に寝てていいですよと心で会話しながら進めてました。
書くことは、想像しながら書きますが、話すことは、相手の顔や状況をリアルに確認しながら進めることが出来ます。話すこと、話し方、時間配分を考えながら、相手視点で、心を大きくしてセミナーをしたいと考えています。
皆さんは、セミナーで話をするとき、どんな心の準備をしていますか?
■編集後記
セミナーに参加したときに、講師の方が参加者の方の反応を見る方・見ない方がいます。やはり、参加者を観て、反応を確認しながら話をする講師の方は、わかりやすいと感じます。
また、自分のことも今、言われたと感じると共感が持てます。参加者は、どんな方が聞いているのか、どんな状況なのかを想像し、確認し、自分自身も良いセミナーができるようになりたいと思い、今回の記事に至りました。
昨日は、午前入力作業、午後月次監査という一日でした。
■「1日1新」
夜の大濠公園
人前であがらずに話す方法についての記事は→こちら