創業時に考えたい補助金・助成金のメリットは、返済不要だということです。その際に提出する
事業計画書の作成のポイントをまとめました。
※ひぜんや大杉活力水 杖立温泉にて
補助金・助成金にはどのような種類があるのか?
補助金・助成金は、公益上、政府が必要であると判断した場合に交付される給付金のことです。
原則的に返済不要で、うまく活用すれば、創業時の強力な資金調達方法となります。
実施する機関や目的によって大きく4つに分類できます。
経済産業省系の補助金
起業促進、地域活性化、女性・若者の活躍支援、中小企業振興、技術振興などの
施策を目的として、経済産業省が実施している補助金。
受給するためには、各補助金ごとの募集要件を満たした上で、応募、審査を通過
することが必要。
同じ補助金でも数回に分けて募集することがあり、回によって採択率
に変化がみられる特徴がある。
厚生労働省系の助成金
雇用促進・労働者の職業能力向上などの施策を目的としたもの。
経済産業省系の補助金と異なり、助成金ごとの要件を満たしていれば
審査で落とされる概念がないのが特徴。基本的には雇用に関連する
助成金であるため、人を雇用する計画がある時に、チェックしておくと
よいです。
自治体独自の補助金・助成金
市区町村が地域内の産業振興を目的として、独自の補助金・助成金
を実施している。自治体によって温度差があるのが特徴。
自身が創業する自治体で補助金・助成金がないかチェックすると
よいです。
その他の補助金・助成金
大手企業・政府系金融機関、各種の財団などが、独自に起業家
への補助金・助成金制度を実施していることがある。
審査は厳しいが、大きなチャンスをつかむキッカケと
なるかもしれないです。
自信があれば応募してみましょう。
補助金・助成金申請のための事業計画書作成のポイントは?
事業計画書の作成のポイントは5つです。
事業の独創性
独創的な新たな商品・サービス・工夫があること。
事業の実現性
コンセプトが明確で、人員確保に目途がたっていること。
事業の収益性
ターゲットが明確で、売上見通しに妥当性と信頼性があること。
事業の継続性
実施スケジュールが明確で、リスク等に適切に対応できること。
資金の見込み
金融機関からの資金調達が見込めること。
補助金・助成金申請の際の注意点は?
創業計画書は、補助金のためだけに作成した実現性のないプランや、
売上の見通しが根拠のない数字の積み上げだけになっているもの
にならないようにすることが大事です。
創業動機と事業内容に一貫性があり、経歴や人脈を生かした
確実性のあるビジネスプランを作りましょう。
創業計画書を作ることによって、事業のターゲットや
コンセプトがより明確になり、やるべき課題を見つける
よいキッカケにすると良いです。
創業後、1年以上たってから相談に来られる方も多いですが、
補助金・助成金などは税理士などの専門家に相談して
見落としのないようにしましょう。
■編集後記
昨日は、台風の影響で外出せず、ブログの管理
をしていました。
まずは、軽減税率対策補助金がこれから
駆け込み申請が増えると思います。
9月末までですので、早めに依頼されるとよいと
思います。
■「1日1新」
ひぜんや大杉活力水